いつも弊社ラルゴより書籍を購入していただいているお客様から、最近購入して大満足の一冊を紹介してもらうコーナーをつくってみようと、懇意の先生方に声をかけさせてもらったところ、幾人かの先生方からお付き合いいただけるとご返事をいただきました。ご協力、まことにありがとうございます。では、早速始めさせていただきます。第一号は兵庫県芦屋市で「芦屋カイロプラクティック」を開業されている中西貴大先生より、今年2月に日本の徒手療法界の第一人者、中川貴雄氏によって上梓された待望の四肢治療の決定版、「四肢のマニピュレーション」の感想を寄せていただいたので、まずは「この一冊」からスタートさせていただきます。

正に至れり尽くせり !「四肢のマニピュレーション」

 はじめまして、兵庫県芦屋市で「芦屋カイロプラクティック」を開業しております中西貴大と申します。

 カイロプラクティックを学び始めて25年ほどが経過し、これまで多くのカイロプラクティック関連の図書を購入し、むさぼるように勉強してまいりました。特に中川貴雄先生の「脊柱モーション・パルペーション」「四肢のモーション・パルペーション」は脊柱や四肢の矯正を行う上で、どの関節がどの方向に変位しているのかを決定する、検査法のバイブルとして常に傍らに置いて技術の研鑽に努めてまいりました。

この春、その中川先生が四肢矯正に特化した待望の書、「四肢のマニピュレーション」を上梓されました。まず本を目の当たりにして圧倒されたのは、その情報量の多さです。これまで四肢の矯正だけの解説書として、これだけの内容を網羅している本を見たことがありません。なおかつ、「マイクロ牽引法」や「マイクロモビリゼーション」などの刺激の少ない矯正法から、HVLA矯正法のようなスピードを要求されるものまで、正に至れり尽くせりです
中でも一番のオススメは「マイクロモビリゼーション」。この「マイクロモビリゼーション」という名称からは、一般のモビリゼーションの振幅を単純に小さくしたものを連想されるでしょう。しかし実際は、もっともっと細かく分類されていて、①微小振幅法 ②ロングホールド法 ③呼吸法の3つからできているそうです。詳しい施術方法も書かれていますので、とてもわかりやすくまとめられていました。

 どの方法も、すべて安全で無痛に行うことができるので、先生方も安心して施術を行えるのではないでしょうか。なお私事ですが、18年ほど前、当時生後4カ月の私の長女が先天性の股関節脱臼の施術で、中川先生にお世話になりました。その際、開きの悪かった娘の左足を中心に「マイクロモビリゼーション」をはじめとする施術を受けるごとに、どんどん股関節の可動性が増し、こども病院の先生も驚かれるほどでした。

 このように、この本の四肢の矯正法をしっかり使いこなせれば、赤ちゃんからご年配の方まで安心して施術対応できる素晴らしい方法です。皆さんの四肢の矯正テクニックの参考書として、ぜひ「四肢のマニピュレーション」をご購入されることをオススメいたします。

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中西 貴大(なかにし たかお)

芦屋カイロプラクティック 院長、薬剤師

略歴

  • 1969年12月 兵庫県神戸市に生まれ
  • 1995年 長崎大学 薬学研究科 薬学博士課程前期修了
  • 1999年 WCC(ワールド・カイロプラクティック学院)アラムナイ課程修了、兵庫県芦屋市に「芦屋カイロプラクティック」開業、現在に至る
  • 2015年 一般社団法人 近療連 副理事長就任。事務局をあずかる